消費動向調査結果(2024年 年末調査)

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最終更新日: 2024年12月11日

消費動向調査結果(2024年 年末調査) 

『 ~ 県内消費者の今年を表す漢字は「苦」が最多 ~ 』  

県内消費者の今年を表す漢字

  苦

今年を表す漢字一文字は、1位は「苦」、2位は「高」、3位は「耐」、4位は「変」、5位は「忍」となった。

  • 上位6つの漢字は昨年と同様で、物価高の影響を引き続き大きく受けた年であったことが分かる。また、地震や台風などの影響から「災」が11位となり、またパリ五輪での日本勢の活躍により「金」が13位にランクインした。

2024年の出来事などについて

今年印象の強かった出来事

  • 1位は「1月1日にM7.6の能登半島地震発生」、2位は「大谷翔平、メジャー史上初の50-50を達成」、3位は「令和の米騒動」となった。 

世の中の景気の見方

  • 25年の世の中の景気は、「悪化」するが4割超。

自身の生活(家計)の見方

  • 25年の自身の生活(家計)は「悪化する」が半数超え。

自身の直面している不安や悩み

  • 健康や生活、金銭に関連する項目が上位に。

耐久消費財の購入意向

  • 25年は「スマートフォン」「パソコン」「冷蔵庫」が上位。

余暇の過ごし方

  • 25年は県内・県外への旅行や運動・スポーツが増加。

商品・サービスの購入(利用)経験・意向

  • 25年は「ふるさと納税」「飲食店のテイクアウト、ウーバーイーツ」の購入(利用)意向が高まる。

意識している取り組み

  • 25年は「健康」「貯蓄・節約」「運動」への意識が高まる。 

来年の消費行動

  • 25年の消費行動は、「消極的になる」の回答割合が「積極的になる」を上回るが、前年調査と比べて「積極的になる」の回答割合は6.9%上昇する一方、「消極的になる」は22.9ポイント低下した。

~ 調査から見る24年の振り返りと25年の展望 ~ 

  • 24年の消費者の消費行動は、物価上昇の影響を引き続き受け、「苦」、「高」、「耐」、「忍」といった漢字が上位となった。物価上昇による生活面への悪影響や、地震や台風などで大きな被害があったことを背景に、「苦」を感じる機会が多かったとみられる。
  • 25年は、景気や家計についての厳しい見通しの割合が多いが、来年の消費行動については前年調査よりも消極的な割合が低下し、積極的な割合が上昇している。物価上昇を受け、節約意識がみられる一方で、コロナ禍で控えられた旅行のほか、運動、趣味などに意識して取り組もうとする姿がみられた。 

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