電子回路製造業
最近の業界動向
- 2012年以降の国内の電子回路基板・実装基板の生産額の推移をみてみると、日系メーカーの海外進出による海外生産比率の上昇などの影響から19年まで横ばいが続いた。
- しかし、20年から22年にかけては、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う巣ごもり需要の増加によりスマートフォンやパソコンなどの電子機器ニーズが高まり、生産額は大きく増加した。
- 23年は、巣ごもり需要の一巡やインフレ抑制のための金融引き締めに伴う世界経済の減速などで減少したものの、自動車産業やロボティクス産業などでの需要が根強く、高い水準を維持している。
全国の電子回路基板および実装基板の生産額推移
長野県内の動向
- 長野県の電子回路製造業の製造品出荷額等と事業所数の推移をみると、直近の事業所数は100カ所で14年以降ほぼ横ばいとなっている一方、製造品出荷額等は右肩上がりで増えており、20年には3,305億円と11年比で約8割増加している(詳細は経済月報2024年5月号をご覧ください)。
長野県の電子回路製造業の製造品出荷額等と事業所数の推移(従業員4人以上)
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