生ゴミ処理機の研究製作
生ゴミ処理機の研究製作
連携企業 | 期間 | 参加生徒 |
株式会社ヨウホク | 7/10・9/11・11/17 | 機械科 5名 延べ人数15名 |
実習内容
学校では生ゴミの処理として、校内の空き地に数カ所穴を掘り捨てている。そのため夏場は不衛生で、野良猫・たぬき等の餌場ともなっている。そこで、校内から出され る生ゴミを堆肥化できるように取り組んだ。
生ゴミ処理機は耐食性・耐久性を考え、すべてステンレス材料を使用。製作する中で材料の性質・加工技術・溶接技術を習得し、加工に当たっては、本校の実習設備で加工 できない部分があり、地元企業の(株)ヨウホクと企業連携の形で指導を受け、さらに工場の施設を借りて加工を実施した。
課題研究
製作に携わった生徒たちは、ステンレス材料の性質・加工方法、TIG溶接技術を学ぶことができ、あわせて環境問題へ目を向ける絶好の機会となった。
研究の成果と課題
1 環境に対する意識(温室効果ガス等)がたかまった。
2 ステンレス板の加工技術(曲げ・穴あけ)を習得することができた。
3 TIG溶接技術(突き合わせ溶接・隅肉溶接)の学習を深めることができた。作業の中で熱ひずみをどのようにして減少させればよいか大きな課題である。
4 今回の製作でいろいろな工作機械を使用したことは、ものづくりの幅をひろげることになったと思う。
企業のもっているノウハウを教えていただきながら、課題研究授業の研究・製作を行うことは、生徒が企業を理解する上でも、よい機会であり今後とも継続していたければ ありがたいと思います。しかし、昨今の不況の中でお願いするのはどうか疑問である。
企業連携という形式で授業を展開するには、双方で綿密な計画を立てて研究・製作を進めていくことは大事なことであるが、企業の担当者と生徒・教師のコミュニケーション が必要である。
関連リンク
公共ソリューショングループ
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